ラフィア糸
ラフィアは椰子(パームツリー)の一種、buli(ブリ)の幹の繊維のことです。
フィリピンでは主にボホール島に群生しております。このブリをラフィア糸として活用しなければ、枯れて生を終え土に還ってしまうものです。
地産地消の意味からも、またスルシィがラフィア糸を継続的に買い支えることで、ブリから糸にする人の雇用も生んでいます。
天然素材の持つやさしいイメージはもちろんのこと、軽くて耐久性と柔軟性に富み、通気性が良いのも大きな魅力です。
ラフィアが糸になるまで
ラフィア糸を1kg作るのに約10日(全工程)かかり、ブリの幹は5本以上必要です。
裂いて干して、つないで巻いて、すべて手作業のとても根気のいる仕事です。
スルシィでは、ラフィアの端糸もモティーフ編みなどに使用し、極力廃棄物を出さないように努めています。
- 1.buli(ブリ)の葉と幹
- 2.幹を縦に裂く
- 3.薄く裂いた幹を櫛のようなもので何本もの糸状にする
- 4.糸状になったものを1日天日に干す
- 5.1本1本つなぎ長い糸にする
- 6.糸を巻いて完成です